★アラン・ブラッドリー著「人形遣いと絞首台」
・私の好きなコージーベスト5に入るけど、人に勧めるのはちょっと気が引ける「少女探偵フレーヴィア」シリーズ第2弾。
なにしろコージーのメイン要素である恋愛ないし、おいしい物も出て来ないし、主人公は子供だし。
でもだからこそのおもしろさに満ちていて、私はかなりハマりました。
フレーヴィアの科学知識(毒も含む)などは、今の時代なら通用しないものでしょうが、1950年(昭和25年)の設定なのでこれもありかも。
登場人物もそれぞれ個性的で魅力があります。
私のお気に入りはヒューイット警部補。
フレーヴィアを子供だからと馬鹿にせず、一人の人間として接しながらもプロらしく振舞うところが、間抜けな、あるいは高飛車な刑事が多いコージーの中では新鮮です。