★「チャーチル閣下の秘書」
スーザン・イーリア・マクニール著「マギー・ホープ」シリーズ1作目。
好感の持てる表紙だったけど、子供っぽい気がしてしばらく手が出なかった本。
でも読んでみたらこれがなかなか。
戦時下のロンドンで、チャーチル首相の秘書になったヒロインの、ハードな日常が描かれます。
コージーに分類してもいいのか、表紙をもっとシリアスにして普通の海外ミステリにしてもいいくらいの快作です。
訳した圷香織さんによれば、歴史的なミスもいくつかあるようですが、それも気にならないおもしろさで引き込まれてしまいました。
恋愛過多なコージーに食傷気味の方にもお勧めです。
評価も高いらしく、毎年順調に出てますね。
全部読むのが楽しみです。