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    きたきた捕物帖
    ★宮部さんが岡本綺堂著「半七捕物帳」への敬意を込めて書かれた新作「きたきた捕物帖」を読みました。
    おもしろかったけれど、読み終えてから「ぼんくら」「日暮らし」「おまえさん」を一気読みしてしまいました。

    ほのぼのとした人間模様、その中に混じってくる苦みや闇、最後に迎える大団円。
    「ぼんくら」と「きたきたー」の基本的な部分は変わっていません。
    じゃあ何が違うかというと「勢い」でしょうか。
    前述したように、岡本綺堂への敬意を込めて、丁寧に丁寧に書き過ぎて勢いがなく感じられ、淡々と読んでしまいました。

    三島屋シリーズが比較的落ち着いた作風であったために余計そう思ったのかもしれません。
    茂七(初ものがたり)や霊験お初の、そしてぼんくらシリーズの、小説を通り越してドラマを観ているような、情景豊かな、時にはやり過ぎちゃうくらい勢いのある「宮部みゆきの時代物」が読みたいのです。

    小野不由美さんもそうなんですが、作家として完成してしまうと、完璧な小説になってしまって、ある意味若き日の勢い、はちゃめちゃさ、いい意味での未熟さといった輝きを失ってしまうのかなあと思ってしまいます。
    これはとても、とても難しい部分ですよね。
    読者が作者の成長に寄り添うべきなのか、そんなに急いで成長しないでと駄々をこねればいいのか。

    逆に考えると、読者としての私の成長のなさが露呈してしまっているのかもしれませんが・・・。
    もちろんこのシリーズも発売日に即買い間違いなしのお勧め本ではありますよ。
    【2020/07/17 17:04】 | 宮部みゆきと時代物 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑

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