2007/04/02.Mon

アクーニンと「犬夜叉」

★今日は「少佐に関するレポート」に4巻NO.8「来た 見た 勝った!!」の感想をアップしました。

★3月31日の「ひとりごと」に追記です。
集英社発行の「すばる」4月号にボリス・アクーニンのインタビューが掲載、「犬夜叉」についても少しだけ触れてありました。

ただメインのテーマがドストエフスキーの「罪と罰」ということもあり、インタビュアーの方が突っ込んだ質問をされてないのが残念です。
まずアクーニン最新作の「F.M.」ですが、これは「罪と罰」をモチーフにして書かれた小説だそうです。
アクーニンの人気シリーズの歴史推理小説でエラスト・ファンドーリンが主人公として活躍しています。
「F.M.」では彼の孫ニコラスが「罪と罰」の前身となる草稿の謎解きをするのだそうです。
「罪と罰」といえば哲学小説として有名ですが、この草稿は推理小説だった!という突拍子もないストーリーです。

詳しくは後日考察日記で書きたいと思いますが、「罪と罰」の登場人物を現代に反映させたら、というその構想が、ロシア古典文学と現代のtrash(がらくた)の衝突になりました。
がらくたといっても悪い意味ではなく、アニメやコミックといった軽いジャンルを意味するようです。

その結果がドストエフスキーと犬夜叉の合体となったのだそうで、先日紹介した表紙の他に、ドストエフスキーの肩に犬夜叉とスパイダーマンが乗っかってる絵もあるそうです。
つまりドストエフスキーが古典の、犬夜叉が現代の象徴という意味なんでしょうね。

犬夜叉がどういう登場の仕方をしているかは読んでみないとわかりませんね。
日本語版が出るのはかなり先のことになりそうですが・・・。
ちなみにアクーニンは日本の文化や文学に造詣が深く、ペンネームの「アクーニン」も「悪人」からきたものだそうです。

作品中にも日本人や日本に関わる事柄が出てくることが多いとのことなので、これは是非訳していただきたいです。
ちなみにインタビュアーは訳を手がける沼野恭子さんでした。
犬夜叉