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    「幽霊探偵からのメッセージ」とコーンウェル
    ★アリス・キンバリー著ミステリ書店シリーズの1作目。
    以前4作目の「幽霊探偵と銀幕のヒロイン」の感想は書きましたが、このシリーズ、2012年に出た最後の1冊を残して翻訳が終わっちゃったんですよね。
    ランダムハウス出版だったせいでしょうが、クレオ・コイルに便乗して1冊くらいサービスしてくれても、と思いますよ、原書房さん。

    最近なのか前からなのか、新作出しても終わる前に打ち切って、さらに新しいの出して様子見るやり方がとても多いと思います。
    コージーミステリの分野だけに限った事ではないかもしれませんが、1つのシリーズをじっくり育てる気構えが欲しいなあ。
    採算取れないなら仕方ない、って言われそうですが。
    たとえばこのミステリ書店、というよりも幽霊探偵シリーズも最初はそうでもなかったのに、読んでいくうちにだんだんおもしろくなっていって、この2人を最後まで見届けたいって気持ちになりましたもん。
    【2018/12/04 17:14】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    トウシューズはピンクだけ
    ★私のお気に入り、レスリー・メイヤー著ルーシー・ストーンシリーズの2作目です。
    このシリーズは人気あると思うのですが、2014年に出た10作目で翻訳終了がアナウンスされました。
    (本国では去年24作目が出ています。)
    いつの間にか消えてるよりは、ちゃんと発表してくれる方がまだいいのですが、それにしてもこの打ち切りは解せません。

    タイトルが軽いけど、内容はしっかりしていて、スイーツのお店を経営していないし、ちゃんと夫がいて子供を育てるのにふーふー言ってて、でも取り上げる事件もテーマもけっこうシリアスでハード。
    コージーミステリの読者が求めるロマンチック路線とは一線を画しているところが原因なのかな。
    でもそれならそれで、無理にコージーらしい邦題や表紙じゃなくてもいいから再開して欲しいなあ。
    【2018/11/29 17:17】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    こぽこぽ、珈琲
    ★本のタイトルが可愛いでしょ?
    阿川佐和子さん、村上春樹さん他13人のコーヒーに関するエッセイがまとめられた本です。
    泉麻人さんのエッセイのタイトルは「散歩のときちょっと珈琲を飲みたくなって」。
    池波正太郎さんの「散歩のとき何か食べたくなって」を思い出させます。

    エッセイ自体も楽しいですが、「これだ!」と思ったのが小島政次郎さんの「コーヒーとフィルトル」。
    コーヒーを淹れる時に「玉子の殻を粉々にしたの」を加えるんですね。
    実は昔、ジョアン・フルーク著「チョコチップ・クッキーは見ていた」を読んだ時にびっくりしたのが冒頭のハンナがコーヒーを淹れるシーン。
    ハンナは卵を3個取り出し、コーヒーの粉が入ったボウルの中に殻ごと落とし、ごついスプーンで殻を砕き、軽く塩を加え、卵と殻をコーヒーの粉にさっと混ぜると、ボウルの中身をすくってフィルター・バスケットに入れ、コーヒーメーカーのスイッチを入れるのです。
    【2018/11/16 17:39】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    お菓子の家の大騒動
    ★ヴァージニア・ローウェル著「クッキーと名推理」シリーズ3作目。
    このシリーズも2015年に6作目が出ていますが、日本では2013年に出た「お菓子の家の大騒動」が最後。
    でもこのシリーズ、第一印象はマディのせいでかなり悪くて、しばらく続きを読まなかったんですね。
    あと表紙もあまり好きじゃないし、何よりメインがクッキーカッターで、出て来るのが固くて色が派手なデコレーションクッキーなので、私の興味の範囲外というか。

    でも訳が上條ひろみさん。
    そう、クッキー探偵ハンナなど海外ミステリや、読んだことないけど海外ロマンスの訳が多い方で、文章がこなれていてとても読みやすいんです。
    ヒロインオリヴィアも印象ないというかクセがないし、恋人が保安官で、自分から情報を教えるわ捜査協力を頼むわ(笑)。
    【2018/11/13 17:17】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    チョコ猫で町は大騒ぎ
    ★ジョアンナ・カール著チョコホリック・ミステリシリーズの1作目ですが、本国では2016年に16作目が出ているのにもかかわらず、日本では2002年にこの1作が出たきり止まっています。
    私もタイトルと表紙が好きになれなくてずーっと放置していました。
    でも意外、読んでみたらおもしろい、というより読みやすい。
    正直コージーとしてもミステリとしてもありきたりな話なんですが、クセのない登場人物と、チョコの香りがたちこめるような(笑)チョコ愛に溢れた作品で、読み心地は悪くありません。
    意識しなくても犯人が某バードミステリみたいに脳内に飛び込んでくるわかりやすさも〇。

    ただ唯一引っかかるのがヒロインリーの言い間違いのクセ。
    緊張すると舌がもつれるのはよくあることだと思いますが、アンダーウッド巡査部長を「アンダーリング(下っ端の)巡査部長」と呼んだりして、笑いを通り越してむしろ失礼です。
    【2018/11/10 18:18】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    ほかほかパンプキンとあぶない読書会
    ★「紅茶と探偵」シリーズの著者ローラ・チャイルズの別シリーズ「卵料理のカフェ」から3作目「ほかほかパンプキンとあぶない読書会」。
    途中で切られるコージーが多い中、紅茶は18冊、卵は7冊順調に翻訳されている幸せなシリーズです。
    特に途中でランダムハウスの倒産→コージーブックスで発売再開というなかなかなドラマチックな展開を見せているのが、いかにも彼女らしい。
    ロマンチックでドラマチック、でも手堅い、そんな作家の1人かと思います。

    まあ私の場合は「とにかくおいしそう」なのが一番のポイントなんですけどね(笑)。
    こういうお店って日本にもないかなあ。
    コージー入門書としてもお勧めかも。

    【2018/11/08 17:15】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    ペニーフット・ホテル受難の日
    ★ケイト・キングズバリー著ペニーフット・ホテルシリーズ1作目は「ペニーフット・ホテル受難の日」。
    2013年に本国で18作目が出ましたが、日本では2012年に出た5作目で途絶えています。
    創元社さんはほんと容赦ないですね、売れなかったのでしょうか。
    おもしろいシリーズだと思うんですが。
    特に5作目はこれからさらにおもしろくなりそうな展開なのに。
    本国イギリスではどうなのでしょう。
    もしかしたら完結したのかもしれませんね。

    時代は1906年(明治39年)舞台はイギリス南東部沿岸の小さな村バジャーズ・エンド。
    日本では江戸開府300年にあたる年。
    高級だけどちょっといかがわしい?雰囲気も漂う(大金持ちが秘密の楽しみにふける)ホテルの女主人がヒロインです。
    【2018/11/06 17:16】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    ジューンブライドはてんてこまい
    ★クリスタ・デイヴィス著家事アドバイザーの事件簿シリーズ2作目は「ジューンブライドはてんてこまい」。
    このシリーズも今年11作目が出ているのに、日本では2013年にこの2作目が出たまま止まっています。
    もったいないなあ、おもしろいのに。

    ミステリとしてよりも、キャラの人間関係と、ソフィやナターシャのアドバイスがおもしろいです。
    特に、ヒロインソフィの前夫マースが、ソフィのライバルナターシャと恋人関係にあって、でもそのマースとソフィはよりを戻す気もないけど仲もいい、こういうのって珍しいと思う。

    作者はソフィを持ち上げるためにナターシャをヒステリックで傲慢なライバルにしたかったのかもしれませんが、この2人はどっちもどっちって感じでナターシャも憎めない。
    作者が狙ってやってるとしたら凄いですけど、たまたまそうなったって気も(笑)。
    【2018/11/02 17:33】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    作家の別腹
    ★野村真理著「作家の別腹 文豪の愛した東京・あの味」、ちょっと発行が古いんですが(2007年平成19年=)文句なしにおもしろいです。
    こういう作家の食に関するエッセイを集めた本ってたくさんあって、コロナブックスだと珈琲、猫、住まいなどきれいな写真満載でそれも好きなんですが、「作家の別腹」は文庫本でありながら野村さんの解説がおもしろくて、作家1人につき2人分楽しめます。
    もちろん池波正太郎も取り上げられていて、逆に10年以上前だからこその味わいがあっていいのかもしれません。
    表紙も可愛くてお気に入りです。


    【2018/10/30 18:44】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
    ロンジン・ティーと天使のいる庭
    ★ローラ・チャイルズ著紅茶探偵シリーズ8作目。
    ランダムハウス出版でありながら、原書房(コージーブックス)に救い出されて今年の18作目まで順調に版を重ねている幸運なシリーズです。
    私もミステリという部分は忘れて紅茶の蘊蓄やティーショップでの日常を楽しんでます。
    まさにコージーブックス。
    でもこの本、読んだのがだいぶ前でストーリーを全然覚えてないという・・・(汗)。
    おしゃれで楽しいけれど、その分どれを読んでも似たような感じで印象薄いんですよね。
    辛うじて覚えているのが冒頭部分(今回は巨大迷路)。
    まあ嫌いじゃないから揃えてますが、書棚で空気のように並んでいます(笑)。
    ロンジン・ティーは知らなかったのですが、「龍井茶」と書いて中国緑茶なのだそうです。
    いつか飲んでみたいな。
    【2018/10/27 17:09】 | おいしい本をさがす道 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑

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